「あなたは何屋ですか?」と聞かれたら、何と答えますか。
「そりゃ花屋だよ。」
「魚屋でしょ。」
それはその通りです。
売っている商品を見ればわかりますよね。
しかし、昨日も書いたように、
お客様は商品を買っているのではなく、
お金を払ってでも解決したい問題や欲求を解決する手段を買っています。
では、花屋さんや魚屋さんは、
お客様のどんな問題や欲求を解決しているのでしょう。
意外と考えたことが無いことに気づきませんか。
これには絶対的な正解はありません。
花屋は「人間関係円滑業」とか「記念日盛り上げ業」とか。
魚屋は「健康増進業」とか「家族思い業」とか。
御社はいかがでしょう。
これは、お客様のどのような問題・欲求を解消しているのかによって変わりますし、
さらにそのように定義すると、商品も花や魚だけではなくなる可能性が広がります。
(ご興味がある方は物理的ドメイン、機能的ドメインなどと検索してみてください。)
昨日は第2木曜日ということで、当事務所で主催している
「たかさき戦略社長塾」でした。
普段はランチェスター戦略を中心としたインプットの勉強会ですが、
3ケ月に一度、経営計画発表会と題し、
自社が目指す方向と3ケ月の実行予定を発表し、
それについて参加者同士でディスカッションしています。
これが結構面白い。
昨日は、全く別の業種のメンバーで集まりましたが、
誰もがお客様や地域の問題解決業だという話になりました。
(私なら、税務や会計の知識を用いて問題解決するということです。)
そして、自社で解決し切れない問題は「連携」して解決する。
(連携については、またいつか書きます。)
「私は〇〇屋です。」という思考のメンバーがいないのは、
この勉強会で繰り返し学んできた成果だと、嬉しく思っています。
さて、では、うちの事務所はお客様のどんな「困った」「もっと○○したい」を、
どんな「強み」で解決してきたのでしょう。
もちろんどのお客様も同じ回答ではありませんが、
我々がこのようなお客様との関係が理想だと考える方々の意見を集約すると、
決算・申告ができないから依頼しているのではなく、
「(永続する)会社づくりのパートナー」と評価してくださいました。
自社では気づかない視点でアドバイスがあり、
時には厳しい意見も言ってくれる。
そういった点を評価して頂いていたは嬉しいことでした。
しかし、一つの霧が晴れると同時に、別の疑問が出て来たのです。
<つづく>
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