2014年12月26日金曜日

「自然」について②

マーケティングとイノベーション。

「ドラッカーの伝道師」と呼ばれているドラッカー活用のスペシャリスト、
藤屋伸二先生が、「創客塾」の中で繰り返し説いているキーワード。

これらについて、最新の著書の中でこのように定義している。

社会や市場の状況を確認し、顧客ニーズを知り、競争相手の状況を知り、それに対応する仕組みがマーケティングです。そのマーケティングで知りえた情報から、最適な新しい商品やサービス、効率的な仕組みをつくり出すのがイノベーションです。
『ドラッカーの黒字化戦略』(62ページ)

まずは自らを取り囲むものを知ること。

今年勉強させて頂いた中で再認識したのは、まだまだ自社の内部から物を考え、
お客様についても、ノンカスタマーについても、競争相手についても、
ありのままを知ろうとしていなかったのではないかということだ。

誰かが買いたいものを売るのはでなく、
自分が売りたいものを売っているのではないか。
そんな自問が常に頭にあった。

さらに、自社のスタッフの幸せを祈りながら、
スタッフが本当に何を望んでいるかを知らずに、
自分が考える理想を押し付けていなかったか。
そんなことも頭にあった。

つまり、この一年で思い知ったのは、人のことを知らないということだ。

見ているつもりで見ていないし、聞いているつもりで聞いていないし、
思っているつもりで思っていないのではないか。
ありのままでなく自分というフィルターを通してみていたのではないか。

環境適応こそ生きていくための条件で、
そのためには環境を観なければならない。

自分を取り囲む万物が自然なら、人も自然だ。
つまり、自ずから然り。

にもかかわらず、自然を克服しようとしていなかっただろうか。
万物が自然だと思うと、色々なことが見えてくる。
さらに、自然と自分が一体に思えてくる。

来年も自然とのコラボレーションを通じて、
お互いに良い環境を作っていきたい。

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今年一年、大変お世話になりました。
来年も宜しくお願い申し上げます。

年末年始も書くかもしれませんが、
仕事が今日までなので、ご挨拶させて頂きます。

ありがとうございました。

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