このところなぜか、この本のことを思い出すことが多いです。
『成功はどこからやってくるのか?』岡本吏郎(フォレスト出版・2004年)
ちょうど10年ほど前に出版された本ですが、今でも時々目を通しています。
以前、スタッフにもプレゼントしました。
今日も、ある方と話していて、この本のある一節が頭をよぎりました。
それは、「火消し生活」という部分。
そこをまとめると、こういう話です。
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いつも何かの問題解決に翻弄されている人がいる。
クレームの場合もあれば、社員の自己のこともあり、家族問題の場合もある。
とにかく、その人の周りでは事件が起きていて、彼はその火消しに追われている。
足元の火消しに翻弄されていては、何もできるわけがない。
火事と正面から対峙して覚悟を決めれば、案外、火事の消火は簡単だったりする。
しかし、それができない人にはできない。
そして、人生の火事は逃げる人を追いかけながら大きくなっていく。
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この本には、その具体例も書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
問題が起こり続ける所には必ず同様のことが起こっている気がします。
経営者の方からアドバイスを求められる時に念頭に置くことのひとつはこれです。
自分のことはわからなくても人のことはわかると著者も言っていますが、
確かに人のことは見えるものですね。
年末に向けて、足元の火から目を逸らさずにいこうと思います。
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