経営支援セミナー2014スピンオフ、最終回は第3部の話。
「実践!戦わない経営」と題して、ワークを織り込んだセミナーを行った。
そこで使ったのが、フューチャーマッピングという手法。
フューチャーマッピングとは、経営コンサルタントの神田昌典氏が開発した、
簡単に言えば、ストーリーの力を借りた課題達成法だ。
これまで「全脳思考」と称していたが、
世界にリリースされるに当たり改称された。
この手法は、このようなチャート用いる。
今回はこれを用いて、過去の再定義と自己紹介をしてみた。
(このツールがより効果を発揮するのは、未来を出現させる機能なので、これはまたの機会に。)
チャートの左端を0歳、右端を現在の年齢にして、
それを3で割った数字を間の縦軸に当てはめる。
僕で言ったら、現在44歳なので、おおよそ15歳、30歳といった刻みだ。
そして、チャートの右上から左下に向かって曲線をひく。
直線でないのがポイント。
なぜなら、人生は一直線では進まず、
必ずアップダウンがあるからだ。
そして、曲線の気になるポイントに、
その頃にあった出来事を当てはめていく。
自己紹介を考えると、現在の職業からはじまり、
今何に取り組んでいるとか、家族は何人とか、
そういった表面的な話になりやすい。
しかし、「この頃、何があったか。」とか「なんで下がったりしているんだろう。」などと、
チャートに質問してもらうと、ここから自分では思いつかないストーリーが紡がれる。
先日も書いた「コネクティング・ザ・ドッツ」(点と点をつなげる)だ。
過去の出来事は、単体では存在しているようで、
必ず、そこから何かが起こっている。
これは後になってみないと、再定義できない。
点と点が線になって、これがストーリーになる。
仏教の概念で、縁起というものがある。
その定義は「他との関係が縁となって生起すること」。
つまり、何かが起これば、そこから縁が生じているこということだ。
そして、これは意図せず起こる。
上の写真は、今回の講師の宮澤社長と僕の思い出だ。
小学校6年生の時のものだと思う。
それから今に至るまでに、当然、疎遠になった時期もある。
小学校5年の時、たまたま誕生日が近かったおかげで、
前と後ろの席に座った縁が、まさかこうした形になるとは、
当然ながら思っているはずもない。
そうした視点では、今回のセミナーは因果の「果」だが、
ここから何かが新たな縁が生起しているという意味では、
僕達や参加してくださった人にとって「因」だ。
今回のセミナーという点から、どのような曲線が生じて、
どんなことが起こるのか。
数年後にまた振り返ることを楽しみにしている。
最後になりますが、宮澤社長、ご参加いただいた皆様、
会場をお借りした積水ハウス高崎支店様、
懇親会場の美食材Lohas様、
そして、準備をしてくれたスタッフの皆に、
心より感謝申し上げます。
おかげで今回も良い「因」が作れたと思っています。
<追伸>
フューチャーマッピングについては、
神田氏の新著『ストーリー思考』が出たので、
ご興味がある方はお読みください。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%80%9D%E8%80%83-%E3%80%8C%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%8D%E3%81%A7%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%89%8D%E8%83%BD%E3%81%8C%E7%9B%AE%E8%A6%9A%E3%82%81%E3%82%8B-%E7%A5%9E%E7%94%B0-%E6%98%8C%E5%85%B8/dp/4478026238
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