2018年1月16日火曜日

儲かる仕組みを単純にするには?

さて、昨日の記事の続きです。(本日もありがとうございます!)

会社の存続に必要な利益が出せないなら、
役員報酬を減額することもやむなしなので、
そうならないよう、継続的に利益を出すために、
ニッチ戦略をお勧めしました。

では、なぜ「ニッチ戦略」が利益につながるのか?
について改めて考えてみたいと思います。

もう一度、ニッチ戦略の定義から考えてみます。

中小企業が継続的に儲かるために、
・大企業には規模が小さすぎて魅力がない。
・中小企業は、非常識 or 面倒くさくて追随する気になれない。
しかし、確実にニーズやウォンツが存在するが
手つかずの市場で事業を展開すること。

だから、他社と戦うことなく負けない経営を行うことができます。

















① 競争相手がいなくなる
例えば、大手のパン屋はやらないような、
「手作り」「焼きたて」「県内産食材」「カレーパン」といったように、
市場を競争相手がいなくなるまで絞り込むのがニッチ戦略です。

② 高収益が実現できる
「こんなカレーパンを食べたい!」という
ニーズやウォンツが存在するのに競合はいないから高収益になります。

③ 儲かる仕組みが単純になる
「これだけやる」ということが明確だから、ビジネスがシンプルな仕組みになります。
当然、余計な費用が減るので、利益が残ります。

④ 社員教育が単純になる
同様にやることが絞られているので、社員教育も単純になり、
戦略になるまでの時間とお金が省けます。

いかがでしょうか?
ヒトモノカネといった経営資源が限られている中小企業には最適ですよね。

「やること」を決めることは、「やらないこと」を決めることになります。

「やらないこと」を決めると言えば、
ドラッカーも紹介しているGEの事例をご紹介して終わりにします。(引用です。)

GEのジャック・ウェルチは二〇年前、自分がCEOに指名されたら、すぐにしようと思っていたことが一つだけあったという。それがドラッカーに会うことだった。ドラッカーは「お宅ではいろいろな事業をやっているが、もしやっていなかったら今から始めるつもりのものばかりなのか」と聞いたという。この二人の会話から合作で生まれた戦略が、あの有名な一位二位戦略だった。GEは、世界で一位二位でない事業、一位二位になれそうにもない事業からは一切手を引いた。

本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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