以前、このようなアンケート結果を見たことがあります。
68.1%の経営者さんが、税理士さんに定期的な経営相談しているということです。
「経営相談」というと多岐に渡りますが、
相談を受ける税理士さんはそもそも何の専門家でしょうか?
税理士になるのには税理士試験がありますが、
科目は大きく分けて、会計と税法です。
会計科目には、簿記論と財務諸表論があります。
こちらで学ぶのは、外部報告用の会計、
いわゆる「財務会計」が中心です。
財務会計の目的は外部報告、
つまり共通の会計ルールに従って、
税務署や金融機関に報告するためのものです。
数字を学んでいない経営者さんが多いからこそ、
税理士さんの使う会計=財務会計が「会計」のすべてになってしまい、
それが会計は経営に使えないという誤解に繋がるように感じます。
もし経営的な視点で会計を使いこなしたい場合はどうしたら良いでしょう。
その時には、内部報告用の「管理会計」が必要になります。
管理会計的な考え方については、またの機会に書かせて頂きますが、
会計には内部報告用と外部報告用があるということは押さえてください。
損益計算書や貸借対照表だけを見て、
経営が見えないと嘆くのは片手落ちですし、これを機会に、
簡単なものでも管理会計の本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
【中小企業の「未来づくり」で地域に貢献しませんか?】
当法人では、地域の中小企業の「未来づくり」に貢献するため、
一緒に働く仲間を募集しております。
ご興味をお持ちの方に向けて、メッセージを書かせて頂きました。
宜しければご覧ください。
https://ozawamasato.blogspot.jp/2018/01/blog-post_30.html
経営計画と月次決算で「ずっと黒字」にナビゲート
ももとせマネジメント税理士法人
経営計画と会計とニッチ戦略で「ずっと黒字」にナビゲートする「ももとせマネジメント税理士法人」の代表社員小澤昌人が「ずっと黒字」につながる情報をお届します!
2018年1月31日水曜日
2018年1月30日火曜日
中小企業の「未来づくり」で地域に貢献してみませんか?
今日は一緒に働いてくれる仲間の募集について書かせて頂きます。
私が開業したのが4月ということもあり、
新年度の計画が固まって来ました。
税理士業界を巡る状況としては、
ここ数年、クラウド、フィンテック、AI等の技術発展、
金融や中小企業に対する国の施策の方向性の変化もあり、
世の中から求められるものが大きく変わってきています。
しかし、これはあらゆる業界で起こっていることであり、
地域のあらゆる中小企業も同様に、
自助努力による本物の「経営」が求められていると思います。
このような状況で、地域の中小企業経営に対し、
我々にどんな貢献ができるかを考えてきました。
その結果として、
相談できる安心・信頼・納得の税理士事務所のさらなる充実に加え、
これから数年かけて、中小企業の「未来づくり」により一層貢献する仕事をしたい、
具体的には、経営計画、経営戦略、会計の分野での経営サポートを
これまで以上に専門的に行いたいと考えるに至りました。
中小企業を巡る経営環境の変化に対応するには、
これまでの延長でなく、新たなサポートが必要だと考えております。
我々にとっても、新たなチャレンジです。
そこで、次のステップに進むに当たり、
人材募集を行いたいと思います。
これまでは税理士業界という枠で考えがちでしたが、
今後はもっと幅広く「中小企業の未来づくり」という観点で募集して参ります。
とは言え、我々の基本となるのは、財務的な領域ですので、
まずは会計的な勉強と実務に取り組んで頂きます。
それをベースに新たな分野を切り拓いていきましょう!
今回は時間をかけてじっくり採用に取り組むつもりなので、
面接という形でなく、お茶でも飲みながら、
話を聞いてみたいという方も歓迎です。
中小企業をサポートすることで地域に貢献することに関心がある方、
お気軽にご連絡いただければと存じます。
お会いするのを楽しみにしております。
宜しくお願い申し上げます。
ももとせマネジメント 小澤昌人
2018年1月19日金曜日
だんだん難しく感じるということ~1801ニッチ戦略塾のご報告
今月も17日にニッチ戦略塾を開催しました。
今回はレギュラーメンバーに加え、
Facebook等を見て頂き、2名の見学者の方にもご参加いただきました。
ありがとうございました。
勉強会は次のような流れで進めます。
前回の振り返り→前回の課題の発表・意見交換→今回のテーマ
課題に取り組むことで、講義内容を自社に当てはめてアウトプットできます。
さらに、それを発表することで、他業界の経営者から質問やアドバイスをもらえます。
これがこの塾の大きな魅力のひとつだと思っています。
私自身も経営者として東京で開催されている同じ内容の塾に参加していますが、
毎回、課題には苦労しています。
ここ数ヶ月は、何度目かの物の観え方の変化が起こっている気がしていて、
本当に今まで何をやっていたんだと半ば自己嫌悪になりつつ、
あーでもない、こーでもないと産みの苦しみを味わっています(笑)。
そんな過程を通じ、ようやく4月からの新事業年度に向けての計画が整って来ました。
私自身がこの塾に塾生として参加して数年になりますが、
その間にたくさんの素晴らしい経営者の方にお会いしました。
その方々も、一朝一夕にそうなった訳では無く、
常に考えながら進化しているのだと感じさせて頂きました。
そして、だったら自分にもできるのではないか、と勇気を頂きました。
先日の高崎塾で、1年弱通ってくださっているNさんが、
「だんだん内容が難しくなっている気がします。」と仰っていて、
それはNさんの中で、次の一歩の前触れだと確信しているので、
とても嬉しく感じました。
この塾の目的は、塾生の方に徹底的に考えて頂くことなので、
ここで逃げずに向き合うことで、絶対に大きな前進になると信じています!
Nさんは、東京に行くより近いということで、
毎月、新潟から参加してくださっている熱心な塾生さんで、
他の塾生さんも私自身も良い刺激を頂いています。
今回はレギュラーメンバーに加え、
Facebook等を見て頂き、2名の見学者の方にもご参加いただきました。
ありがとうございました。
勉強会は次のような流れで進めます。
前回の振り返り→前回の課題の発表・意見交換→今回のテーマ
課題に取り組むことで、講義内容を自社に当てはめてアウトプットできます。
さらに、それを発表することで、他業界の経営者から質問やアドバイスをもらえます。
これがこの塾の大きな魅力のひとつだと思っています。
私自身も経営者として東京で開催されている同じ内容の塾に参加していますが、
毎回、課題には苦労しています。
ここ数ヶ月は、何度目かの物の観え方の変化が起こっている気がしていて、
本当に今まで何をやっていたんだと半ば自己嫌悪になりつつ、
あーでもない、こーでもないと産みの苦しみを味わっています(笑)。
そんな過程を通じ、ようやく4月からの新事業年度に向けての計画が整って来ました。
私自身がこの塾に塾生として参加して数年になりますが、
その間にたくさんの素晴らしい経営者の方にお会いしました。
その方々も、一朝一夕にそうなった訳では無く、
常に考えながら進化しているのだと感じさせて頂きました。
そして、だったら自分にもできるのではないか、と勇気を頂きました。
先日の高崎塾で、1年弱通ってくださっているNさんが、
「だんだん内容が難しくなっている気がします。」と仰っていて、
それはNさんの中で、次の一歩の前触れだと確信しているので、
とても嬉しく感じました。
この塾の目的は、塾生の方に徹底的に考えて頂くことなので、
ここで逃げずに向き合うことで、絶対に大きな前進になると信じています!
Nさんは、東京に行くより近いということで、
毎月、新潟から参加してくださっている熱心な塾生さんで、
他の塾生さんも私自身も良い刺激を頂いています。
2018年1月16日火曜日
儲かる仕組みを単純にするには?
さて、昨日の記事の続きです。(本日もありがとうございます!)
会社の存続に必要な利益が出せないなら、
役員報酬を減額することもやむなしなので、
そうならないよう、継続的に利益を出すために、
ニッチ戦略をお勧めしました。
では、なぜ「ニッチ戦略」が利益につながるのか?
について改めて考えてみたいと思います。
もう一度、ニッチ戦略の定義から考えてみます。
しかし、確実にニーズやウォンツが存在するが
手つかずの市場で事業を展開すること。
だから、他社と戦うことなく負けない経営を行うことができます。
① 競争相手がいなくなる
例えば、大手のパン屋はやらないような、
「手作り」「焼きたて」「県内産食材」「カレーパン」といったように、
市場を競争相手がいなくなるまで絞り込むのがニッチ戦略です。
② 高収益が実現できる
「こんなカレーパンを食べたい!」という
ニーズやウォンツが存在するのに競合はいないから高収益になります。
③ 儲かる仕組みが単純になる
「これだけやる」ということが明確だから、ビジネスがシンプルな仕組みになります。
当然、余計な費用が減るので、利益が残ります。
④ 社員教育が単純になる
同様にやることが絞られているので、社員教育も単純になり、
戦略になるまでの時間とお金が省けます。
いかがでしょうか?
ヒトモノカネといった経営資源が限られている中小企業には最適ですよね。
「やること」を決めることは、「やらないこと」を決めることになります。
「やらないこと」を決めると言えば、
ドラッカーも紹介しているGEの事例をご紹介して終わりにします。(引用です。)
GEのジャック・ウェルチは二〇年前、自分がCEOに指名されたら、すぐにしようと思っていたことが一つだけあったという。それがドラッカーに会うことだった。ドラッカーは「お宅ではいろいろな事業をやっているが、もしやっていなかったら今から始めるつもりのものばかりなのか」と聞いたという。この二人の会話から合作で生まれた戦略が、あの有名な一位二位戦略だった。GEは、世界で一位二位でない事業、一位二位になれそうにもない事業からは一切手を引いた。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
ニッチ戦略塾【高崎】
平成29年1月の勉強会は「こちら」
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ももとせマネジメント税理士法人
会社の存続に必要な利益が出せないなら、
役員報酬を減額することもやむなしなので、
そうならないよう、継続的に利益を出すために、
ニッチ戦略をお勧めしました。
では、なぜ「ニッチ戦略」が利益につながるのか?
について改めて考えてみたいと思います。
もう一度、ニッチ戦略の定義から考えてみます。
中小企業が継続的に儲かるために、
・大企業には規模が小さすぎて魅力がない。
・中小企業は、非常識 or 面倒くさくて追随する気になれない。しかし、確実にニーズやウォンツが存在するが
手つかずの市場で事業を展開すること。
だから、他社と戦うことなく負けない経営を行うことができます。
① 競争相手がいなくなる
例えば、大手のパン屋はやらないような、
「手作り」「焼きたて」「県内産食材」「カレーパン」といったように、
市場を競争相手がいなくなるまで絞り込むのがニッチ戦略です。
② 高収益が実現できる
「こんなカレーパンを食べたい!」という
ニーズやウォンツが存在するのに競合はいないから高収益になります。
③ 儲かる仕組みが単純になる
「これだけやる」ということが明確だから、ビジネスがシンプルな仕組みになります。
当然、余計な費用が減るので、利益が残ります。
④ 社員教育が単純になる
同様にやることが絞られているので、社員教育も単純になり、
戦略になるまでの時間とお金が省けます。
いかがでしょうか?
ヒトモノカネといった経営資源が限られている中小企業には最適ですよね。
「やること」を決めることは、「やらないこと」を決めることになります。
「やらないこと」を決めると言えば、
ドラッカーも紹介しているGEの事例をご紹介して終わりにします。(引用です。)
GEのジャック・ウェルチは二〇年前、自分がCEOに指名されたら、すぐにしようと思っていたことが一つだけあったという。それがドラッカーに会うことだった。ドラッカーは「お宅ではいろいろな事業をやっているが、もしやっていなかったら今から始めるつもりのものばかりなのか」と聞いたという。この二人の会話から合作で生まれた戦略が、あの有名な一位二位戦略だった。GEは、世界で一位二位でない事業、一位二位になれそうにもない事業からは一切手を引いた。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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ももとせマネジメント税理士法人
2018年1月15日月曜日
数値計画は何から決める?
先日、利益っていくら出せばいいの?という記事を書きましたが、
単年度予算を立てる際は、利益から決めると言われます。
(以下、このような考え方が絶対という訳では無く、
一般的な話として書きます。)
なぜなら、繰り返しになりますが、
利益は自らの将来のリスクをカバーし、
事業を継続していくために必要だからです。
存続のために必要な利益を決めたら、次はどうしましょう?
こんな図が参考になります。
例えば、必要利益は1,000円だとしましょう。
この会社は人件費以外の経費で3,000円かかります。
次に人件費は当期4,000円でしたが、
来期は5,000円になりそうです。
(内訳は役員報酬2,000円、給与3,000円。)
ここで一つポイント。
この図でいうと「戦略費」とありますが、
必ず戦略的な予備費を入れてください。
今回は1,000円入れておきます。
ここまでを合計すると、
利益1,000円+経費3,000円+人件費5,000円+予備費1,000円=10,000円
です。
この10,000円を粗利(売上△原価)で賄いますが、
30,000円の売上、20,000円の原価だったとしましょう。
30,000円の売上をあげるには、
誰に、何を、どのくらい売れば良いか計画します。
保守的に考えて、粗利で10,000円は無理だという場合、
シビアですが役員報酬を減らすしかありません。
それより先に、存続に必要な利益や人件費を減らす訳にはいきません。
役員報酬が最初にありきではない、ということで!
役員報酬を減らさないで済むように、
利益を伴う売上をつくる勉強をしています!
(ちょっと強引ですね。笑)
↓
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単年度予算を立てる際は、利益から決めると言われます。
(以下、このような考え方が絶対という訳では無く、
一般的な話として書きます。)
なぜなら、繰り返しになりますが、
利益は自らの将来のリスクをカバーし、
事業を継続していくために必要だからです。
存続のために必要な利益を決めたら、次はどうしましょう?
こんな図が参考になります。
例えば、必要利益は1,000円だとしましょう。
この会社は人件費以外の経費で3,000円かかります。
次に人件費は当期4,000円でしたが、
来期は5,000円になりそうです。
(内訳は役員報酬2,000円、給与3,000円。)
ここで一つポイント。
この図でいうと「戦略費」とありますが、
必ず戦略的な予備費を入れてください。
今回は1,000円入れておきます。
ここまでを合計すると、
利益1,000円+経費3,000円+人件費5,000円+予備費1,000円=10,000円
です。
この10,000円を粗利(売上△原価)で賄いますが、
30,000円の売上、20,000円の原価だったとしましょう。
30,000円の売上をあげるには、
誰に、何を、どのくらい売れば良いか計画します。
保守的に考えて、粗利で10,000円は無理だという場合、
シビアですが役員報酬を減らすしかありません。
それより先に、存続に必要な利益や人件費を減らす訳にはいきません。
役員報酬が最初にありきではない、ということで!
役員報酬を減らさないで済むように、
利益を伴う売上をつくる勉強をしています!
(ちょっと強引ですね。笑)
↓
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ももとせマネジメント税理士法人
2018年1月11日木曜日
チャンスを探すには?
戦略の三要素は、
市場(誰に)
商品(何を)
流通経路(どのように)
です。
例えば、こんにゃくを扱っている企業が、
「誰に」を食卓を担う主婦から健康を気にする女性に変えたら、
「何を」は食品としてのこんにゃくから例えばこんにゃくサプリやゼリーに、
「どのように」もスーパーからドラッグストアに変わったりします。
こんな視点で自社についても考えたら、
新たなチャンスが見つけられるのではないでしょうか?
そんな勉強会のご案内です!
(上の動画は今回のテーマの予告です。)
日 時 : 平成30年1月17日(水)午前9時~12時
会 場 : ももとせマネジメント税理士法人セミナールーム
高崎市緑町一丁目7番地7
会 費 : 10,800円(税込)、ただし初回見学は無料です!
お問い合わせ・お申し込み:
ももとせマネジメント税理士法人(担当:安藤)
電 話 027-387-0606
email info@momotose.biz
H P http://www.momotose.biz/
Facebook https://www.facebook.com/momotose.zeirishi/
2018年1月10日水曜日
いくらくらいの黒字を目指すべきか?
昨日の続きです。
果たして、1円でも黒字なら良いのでしょうか。
利益は企業存続・発展の条件だとすれば、
どのくらい利益をあげれば、
企業の存続・発展に資することができるのでしょうか。
この点について、ドラッカーはこのように説いています。
企業には最低限あげるべき利益というものがある。
それは自らの将来のリスクをカバーし、
事業を継続していくために必要とされる利益である。
企業の状況によって、絶対的な正解はないから、
何らかの基準に従って考えなければなりません。
例えば、以下のような基準が用いられたりします。
(これらがすべてではありません。あくまで考え方の一部です。)
(1) 要返済額から考える
例えば、年間100万円を返済しなければならない企業があったとします。
この返済原資は何でしょうか?もちろん利益です。
では、100万円を利益から返済するには、
いったいいくら利益を出さねばならないか。
税引後の利益を100万円、仮に税率50%とすると、
税引前の利益で200万円必要です。
しかし、これでは、将来の費用に充てるべき内部留保は残りません。
もちろん、減価償却費があったりすると計算が変わってきますが、
今回は話をシンプルにするのに、考慮しません。
(2) 一人当たり経常利益
この本にこんな話が出ていました。
(制度が変わったので、現在では使えない部分もありますが、
考え方などは参考になってオススメです。)
社員一人当たりの経常利益が、
5万円だと、4200円の昇給で赤字に転落、
15万円だと、みんなにパソコンで赤字コース、
50万円だと、みんなでヨーロッパで赤字コース、
100万円だと、ちょっとつかいきれないかもコース。
昇給したら赤字、パソコン1台ずつ買ったら赤字、
というのは、やはり厳しいですね。
ちなみにこの本では、
一人当たり経常利益は200万円を目指すべきとしています。
中小企業経営は常にリスクにさらされているから、
事業継続に内部留保は欠かせませんが、
なかなかのハードルです。
(3) 売上高経常利益率
利益は自社の仕事ぶりを図る物差しでもあります。
商品・サービスが独自化または差別化されていて、
自社が望む価格で顧客が喜んで購入してくれれば付加価値が向上します。
さらに、市場を絞ることにより、生産性もアップして、費用が低くなります。
そうすると、売上高に占める経常利益率が高くなります。
業種にもよりますが、5%超、10%超となれば、
差別化・独自化の一つの目安になるでしょう。
以前、素晴らしい先輩経営者から、
「当社は売上高経常利益率5%以下は赤字。」
というお話を聞いて、驚いたことがありました。
そのような基準を持ち、自らにハードルを課す姿勢は、
本当に尊敬できますね。
果たして、1円でも黒字なら良いのでしょうか。
利益は企業存続・発展の条件だとすれば、
どのくらい利益をあげれば、
企業の存続・発展に資することができるのでしょうか。
この点について、ドラッカーはこのように説いています。
企業には最低限あげるべき利益というものがある。
事業を継続していくために必要とされる利益である。
企業の状況によって、絶対的な正解はないから、
何らかの基準に従って考えなければなりません。
例えば、以下のような基準が用いられたりします。
(これらがすべてではありません。あくまで考え方の一部です。)
(1) 要返済額から考える
例えば、年間100万円を返済しなければならない企業があったとします。
この返済原資は何でしょうか?もちろん利益です。
では、100万円を利益から返済するには、
いったいいくら利益を出さねばならないか。
税引後の利益を100万円、仮に税率50%とすると、
税引前の利益で200万円必要です。
しかし、これでは、将来の費用に充てるべき内部留保は残りません。
もちろん、減価償却費があったりすると計算が変わってきますが、
今回は話をシンプルにするのに、考慮しません。
(2) 一人当たり経常利益
この本にこんな話が出ていました。
(制度が変わったので、現在では使えない部分もありますが、
考え方などは参考になってオススメです。)
社員一人当たりの経常利益が、
5万円だと、4200円の昇給で赤字に転落、
15万円だと、みんなにパソコンで赤字コース、
50万円だと、みんなでヨーロッパで赤字コース、
100万円だと、ちょっとつかいきれないかもコース。
昇給したら赤字、パソコン1台ずつ買ったら赤字、
というのは、やはり厳しいですね。
ちなみにこの本では、
一人当たり経常利益は200万円を目指すべきとしています。
中小企業経営は常にリスクにさらされているから、
事業継続に内部留保は欠かせませんが、
なかなかのハードルです。
(3) 売上高経常利益率
利益は自社の仕事ぶりを図る物差しでもあります。
商品・サービスが独自化または差別化されていて、
自社が望む価格で顧客が喜んで購入してくれれば付加価値が向上します。
さらに、市場を絞ることにより、生産性もアップして、費用が低くなります。
そうすると、売上高に占める経常利益率が高くなります。
業種にもよりますが、5%超、10%超となれば、
差別化・独自化の一つの目安になるでしょう。
以前、素晴らしい先輩経営者から、
「当社は売上高経常利益率5%以下は赤字。」
というお話を聞いて、驚いたことがありました。
そのような基準を持ち、自らにハードルを課す姿勢は、
本当に尊敬できますね。
2018年1月9日火曜日
なぜ「黒字」が必要か?
当法人は「まず黒字!もっと黒字!ずっと黒字!」をキャッチフレーズに、
企業の状況に応じた黒字のステージアップをお手伝いしております。
具体的には、「経営計画×会計×ニッチ戦略」を活用して、
ずっと黒字の永続企業づくりをサポートすることを目指しております。
余談ですが、お客様へのお年賀には「黒字」のボールペンをお渡ししたり、
事務所のキャラクターは「黒字」の招き猫「ももちゃん」だったり、
そんな所まで黒字にこだわっております(笑)。
なぜ、お客様にも、くどいくらい「黒字」を意識して頂いているのでしょうか。
それは、利益が企業存続・発展の条件だからです。
ドラッカーは、利益は目的ではないし、動機でもないと言います。
利益がなければ、コストを賄うことも、リスクに備えることもできません。
つまり、目的ではなく結果であり、かつ、将来の費用なのです。
そして、その役割は、自社の仕事ぶりを図る物差しでもあり、
将来のリスクに備えるための蓄えでもあり、
投資の原資でもあり、資金導入のための誘い水でもあります。
そう考えると、黒字にこだわる理由が分かって頂けると思います。
さて、では具体的にどのくらい利益を出せばいいのでしょうか。
もちろん1円でも黒字は黒字ですが、それでいいのでしょうか。
次はそんなお話をしてみたいと思います。
経営計画と月次決算で「ずっと黒字」にナビゲートする
ももとせマネジメント税理士法人
企業の状況に応じた黒字のステージアップをお手伝いしております。
具体的には、「経営計画×会計×ニッチ戦略」を活用して、
ずっと黒字の永続企業づくりをサポートすることを目指しております。
余談ですが、お客様へのお年賀には「黒字」のボールペンをお渡ししたり、
事務所のキャラクターは「黒字」の招き猫「ももちゃん」だったり、
そんな所まで黒字にこだわっております(笑)。
なぜ、お客様にも、くどいくらい「黒字」を意識して頂いているのでしょうか。
それは、利益が企業存続・発展の条件だからです。
ドラッカーは、利益は目的ではないし、動機でもないと言います。
利益がなければ、コストを賄うことも、リスクに備えることもできません。
つまり、目的ではなく結果であり、かつ、将来の費用なのです。
そして、その役割は、自社の仕事ぶりを図る物差しでもあり、
将来のリスクに備えるための蓄えでもあり、
投資の原資でもあり、資金導入のための誘い水でもあります。
そう考えると、黒字にこだわる理由が分かって頂けると思います。
さて、では具体的にどのくらい利益を出せばいいのでしょうか。
もちろん1円でも黒字は黒字ですが、それでいいのでしょうか。
次はそんなお話をしてみたいと思います。
経営計画と月次決算で「ずっと黒字」にナビゲートする
ももとせマネジメント税理士法人
2018年1月8日月曜日
理想の企業像はありますか?
経営計画がなぜ必要か、と聞かれることがあります。
そんな時は、この図を書いて、お話しします。
(この図は「ニッチ戦略塾」で実際に使っているスライドです。)
皆さんは、理想の企業像をお持ちですか?
経営者の3大悩みは、
・売上
・資金
・人
だと言われたりしますが、
どれにも困らない状況は理想ですよね。
そんなのありえないとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、
同時に、理想企業像がないということもありえないと思います。
そして、理想があれば必ず現実との間にギャップあるはずです。
そのギャップを埋めるのが戦略であり、
中小企業に最適なのが「ニッチ戦略」です。
(ニッチ戦略の定義については、こちらの記事をごらんください!)
このギャップを把握して、理想に向けて、
他社と戦わない戦略(まさに「戦」いを「略」すですね)を策定し、
アクションプランをつくり、具体的に行動して、会計で検証します。
これが、いわゆるPDCAサイクルです。
そして、理想から逆算しないと過去と同じ行動を採り続けることになり、
過去と同じ結果になることになります。
つまり、現在の行動と明日の現実を変えるために経営計画は必要なのです。
現在、税理士さんをはじめとする専門家のサポートを受け、
簡単な経営計画を策定すると、補助金が出る制度もあるので、
こちらをご利用してチャレンジするのも良いかもしれませんよ。
【早期経営改善計画】
その前提として、ニッチ戦略を学んで、じっくり作ってみたい方は是非。
【ニッチ戦略塾高崎】
本日もお付き合い頂き、ありがとうございました!
「経営計画」と「月次決算」で「ずっと黒字」の永続企業をつくる
ももとせマネジメント税理士法人
そんな時は、この図を書いて、お話しします。
(この図は「ニッチ戦略塾」で実際に使っているスライドです。)
皆さんは、理想の企業像をお持ちですか?
経営者の3大悩みは、
・売上
・資金
・人
だと言われたりしますが、
どれにも困らない状況は理想ですよね。
そんなのありえないとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、
同時に、理想企業像がないということもありえないと思います。
そして、理想があれば必ず現実との間にギャップあるはずです。
そのギャップを埋めるのが戦略であり、
中小企業に最適なのが「ニッチ戦略」です。
(ニッチ戦略の定義については、こちらの記事をごらんください!)
このギャップを把握して、理想に向けて、
他社と戦わない戦略(まさに「戦」いを「略」すですね)を策定し、
アクションプランをつくり、具体的に行動して、会計で検証します。
これが、いわゆるPDCAサイクルです。
そして、理想から逆算しないと過去と同じ行動を採り続けることになり、
過去と同じ結果になることになります。
つまり、現在の行動と明日の現実を変えるために経営計画は必要なのです。
現在、税理士さんをはじめとする専門家のサポートを受け、
簡単な経営計画を策定すると、補助金が出る制度もあるので、
こちらをご利用してチャレンジするのも良いかもしれませんよ。
【早期経営改善計画】
その前提として、ニッチ戦略を学んで、じっくり作ってみたい方は是非。
【ニッチ戦略塾高崎】
本日もお付き合い頂き、ありがとうございました!
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2018年1月7日日曜日
『P・F・ドラッカー~理想企業を求めて』①
休みの日は、本の紹介でもしたいと思います。
最近、この本を読んでいますが、
ドラッカーの教えがシンプルにまとまっていて気に入っています。
『P・F・ドラッカー~理想企業を求めて』
ドラッカー本人の著書と同様、核心を突いた内容に、
「ドヒャー」と言いながら読んでいます(笑)。
(耳が痛い質問ばかりということです。)
この本は、面白い形式を取っていて、
ドラッカーのオファーを受けた著者が、
本人や教えを受けた経営者のインタビューを通じて、
ドラッカーの経営思想の「伝記」を書いています。
ドラッカーの晩年(2006年)に書かれたものなので、
事例も比較的新しいものが多いです。
何回かに分けて、ヒントになりそうなポイントを書かせて頂きます。
自分ができてないことなので、お恥ずかしいですが、お役に立つと思うので。
「イノベーションを可能にするためには何を廃棄すべきか?」
(1)いまその事業を行っていなかったとしても、そこに人材と資金を投入するか?
(2)イノベーションのための思考と方法を制約しているものは何か?
(3)最高の人材にイノベーションの機会を担当させているか
昨日の問題、昨日の製品にかかりきりにさせていないか?
(83頁)
この章のタイトルは、「イノベーションのために何を廃棄するべきか」。
中小零細企業は、
ヒト・モノ・カネといった経営資源が限られているからこそ、
新たな経済的な価値を生む活動に資源を投入するには、
昨日の商品ややり方と縁を切らねばなりませんが、
なかなかできてないケースが多いですよね。
ドラッカーは答えより質問の重要さを説きましたが、
彼の言葉の数々は経営を見直す本質的な質問集のようです。
この本の中で紹介されていたエピソードですが、
ドラッカーは冗談まじりに、自身をコンサルタントでなく、
クライアントに無礼なことを言って報酬をもらうインサルタント
(インサルト=無礼なことをする)だと言ったとのこと。
耳が痛いからこそ、経営者は考えざるを得なくなるのでしょう。
最近、この本を読んでいますが、
ドラッカーの教えがシンプルにまとまっていて気に入っています。
『P・F・ドラッカー~理想企業を求めて』
ドラッカー本人の著書と同様、核心を突いた内容に、
「ドヒャー」と言いながら読んでいます(笑)。
(耳が痛い質問ばかりということです。)
この本は、面白い形式を取っていて、
ドラッカーのオファーを受けた著者が、
本人や教えを受けた経営者のインタビューを通じて、
ドラッカーの経営思想の「伝記」を書いています。
ドラッカーの晩年(2006年)に書かれたものなので、
事例も比較的新しいものが多いです。
何回かに分けて、ヒントになりそうなポイントを書かせて頂きます。
自分ができてないことなので、お恥ずかしいですが、お役に立つと思うので。
「イノベーションを可能にするためには何を廃棄すべきか?」
(1)いまその事業を行っていなかったとしても、そこに人材と資金を投入するか?
(2)イノベーションのための思考と方法を制約しているものは何か?
(3)最高の人材にイノベーションの機会を担当させているか
昨日の問題、昨日の製品にかかりきりにさせていないか?
(83頁)
この章のタイトルは、「イノベーションのために何を廃棄するべきか」。
中小零細企業は、
ヒト・モノ・カネといった経営資源が限られているからこそ、
新たな経済的な価値を生む活動に資源を投入するには、
昨日の商品ややり方と縁を切らねばなりませんが、
なかなかできてないケースが多いですよね。
ドラッカーは答えより質問の重要さを説きましたが、
彼の言葉の数々は経営を見直す本質的な質問集のようです。
この本の中で紹介されていたエピソードですが、
ドラッカーは冗談まじりに、自身をコンサルタントでなく、
クライアントに無礼なことを言って報酬をもらうインサルタント
(インサルト=無礼なことをする)だと言ったとのこと。
耳が痛いからこそ、経営者は考えざるを得なくなるのでしょう。
2018年1月6日土曜日
最初のボタンの掛け違いが「黒字体質」と「赤字体質」を分ける
「黒字体質」と「赤字体質」を分けるものは何か。
様々の経営者の方とお会いしてきて、
その鍵は戦略の有無もあるのですが、
戦略の有効性にあると感じます。
戦略と言っても、大企業が採るものと
中小零細企業が採るものは異なっています。
では、中小企業に有効な戦略とは、どんなものか?
ということで、昨日の記事でも「ニッチ戦略」についてご紹介しましたが、
そこでも触れさせて頂いた「ニッチ戦略塾」の説明ページを、
ももとせマネジメント税理士法人HPの中に作成しました。
↓
ニッチ戦略塾【高崎】HP
文章の中でも触れさせて頂きましたが、
最初にボタンの掛け違うと、一生懸命にやればやるほど、
全社的な間違った努力をすることになってしまいます。
税理士として、
地域の経営者や従業員の皆様が熱心に仕事をされているのを拝見するからこそ、
この「最初の一歩」をお伝えしたいと心から思っております。
ぜひお読みになって、ご感想をお聞かせ頂ければ幸いです。
さらには、ご参加いただければ、より幸いです(笑)。
様々の経営者の方とお会いしてきて、
その鍵は戦略の有無もあるのですが、
戦略の有効性にあると感じます。
戦略と言っても、大企業が採るものと
中小零細企業が採るものは異なっています。
では、中小企業に有効な戦略とは、どんなものか?
ということで、昨日の記事でも「ニッチ戦略」についてご紹介しましたが、
そこでも触れさせて頂いた「ニッチ戦略塾」の説明ページを、
ももとせマネジメント税理士法人HPの中に作成しました。
↓
ニッチ戦略塾【高崎】HP
文章の中でも触れさせて頂きましたが、
最初にボタンの掛け違うと、一生懸命にやればやるほど、
全社的な間違った努力をすることになってしまいます。
税理士として、
地域の経営者や従業員の皆様が熱心に仕事をされているのを拝見するからこそ、
この「最初の一歩」をお伝えしたいと心から思っております。
ぜひお読みになって、ご感想をお聞かせ頂ければ幸いです。
さらには、ご参加いただければ、より幸いです(笑)。
2018年1月5日金曜日
中小企業を利益体質にする「ニッチ戦略」
本日は月初の社内ミーティングでした。
外部パートナーさんとの打ち合わせも含め、
スタッフの皆さんとも前向きなミーティングができ、
今年も良いスタートが切れました。
社内ミーティングの日にはスタッフ向けの「ニッチ戦略塾」を開催しています。
(お客様を対象にした塾については、後ほどご案内させて頂きます。)
昨日も書かせて頂いたように、当法人では、
税務申告の品質は高めるよう努めておりますが、それをゴールと考えておらず、
「経営計画」、「月次決算」、「ニッチ戦略」、「管理会計」を用いた
「ずっと黒字」の仕組みづくり
を事業領域と定義しているので、お客様と毎月お会いするスタッフも、
これらの知識を活用できなければならないのです。
「ニッチ戦略」にご興味を持ってくださった方もいらっしゃると思うので、
ここで簡単に説明します。
小澤がお世話になっている
「日本でドラッカーをもっともわかりやすく伝える男」と呼ばれる、
ドラッカー活用の専門家である藤屋伸二先生によると、
「中小企業が継続的に儲かるために、大企業には規模が小さすぎて魅力がない、
また、中小企業には、非常識あるいは面倒くさくて追随する気になれない、
しかし、確実にニーズやウォンツが存在する市場で事業を展開する」
という戦略です。
この定義にしたがって、
不戦勝(戦わずして勝つ)のビジネス・モデルを創り上げていくことが、
中小企業にとって最良の戦略、つまり、ニッチ戦略と言えます。
長年に渡り、地元で中小企業のサポートをさせて頂き、
様々な企業を見てきましたが、利益体質の会社は、
やはり他社と戦わない自社独自の土俵をつくっていると感じています。
そんな企業を地元にもっと増やすお手伝いをしたいと思い、
現在、毎月第3水曜日に「ニッチ戦略塾」を開催しています。
(ニッチ戦略塾のカリキュラムはこちらに!)
今月は17日水曜日午前9時~12時に、
当法人セミナールームで開催します。
ニッチ戦略塾について、明日以降、また改めて書かせて頂きますが、
まずはご案内まで。
(ご興味がある方は当法人安藤までお問い合わせください。)
【ももとせマネジメント税理士法人】
電 話 027-387-0606
email info@momotose.biz
H P http://www.momotose.biz/
Facebook https://www.facebook.com/momotose.zeirishi/
外部パートナーさんとの打ち合わせも含め、
スタッフの皆さんとも前向きなミーティングができ、
今年も良いスタートが切れました。
社内ミーティングの日にはスタッフ向けの「ニッチ戦略塾」を開催しています。
(お客様を対象にした塾については、後ほどご案内させて頂きます。)
昨日も書かせて頂いたように、当法人では、
税務申告の品質は高めるよう努めておりますが、それをゴールと考えておらず、
「経営計画」、「月次決算」、「ニッチ戦略」、「管理会計」を用いた
「ずっと黒字」の仕組みづくり
を事業領域と定義しているので、お客様と毎月お会いするスタッフも、
これらの知識を活用できなければならないのです。
「ニッチ戦略」にご興味を持ってくださった方もいらっしゃると思うので、
ここで簡単に説明します。
小澤がお世話になっている
「日本でドラッカーをもっともわかりやすく伝える男」と呼ばれる、
ドラッカー活用の専門家である藤屋伸二先生によると、
「中小企業が継続的に儲かるために、大企業には規模が小さすぎて魅力がない、
また、中小企業には、非常識あるいは面倒くさくて追随する気になれない、
しかし、確実にニーズやウォンツが存在する市場で事業を展開する」
という戦略です。
この定義にしたがって、
不戦勝(戦わずして勝つ)のビジネス・モデルを創り上げていくことが、
中小企業にとって最良の戦略、つまり、ニッチ戦略と言えます。
長年に渡り、地元で中小企業のサポートをさせて頂き、
様々な企業を見てきましたが、利益体質の会社は、
やはり他社と戦わない自社独自の土俵をつくっていると感じています。
そんな企業を地元にもっと増やすお手伝いをしたいと思い、
現在、毎月第3水曜日に「ニッチ戦略塾」を開催しています。
(ニッチ戦略塾のカリキュラムはこちらに!)
今月は17日水曜日午前9時~12時に、
当法人セミナールームで開催します。
ニッチ戦略塾について、明日以降、また改めて書かせて頂きますが、
まずはご案内まで。
(ご興味がある方は当法人安藤までお問い合わせください。)
【ももとせマネジメント税理士法人】
電 話 027-387-0606
email info@momotose.biz
H P http://www.momotose.biz/
Facebook https://www.facebook.com/momotose.zeirishi/
2018年1月4日木曜日
これだけで「ずっと黒字」に!~新年のご挨拶に代えて
新年、明けましておめでとうございます。
今年の年賀状には【絶対黒字化宣言】と掲げさせて頂きました。
これまでも「まず黒字!もっと黒字!ずっと黒字!」をテーマに、
お客様の経営力強化に貢献しようと努めて参りましたが、
開業から15年の間に様々なやり方を試してきたため、
ご提供しているサービスが多様になってきてしまいました。
人口動態の変化やAI等の技術の発展等による
経営環境の変化はどんな業界でも起こっており、
我々の業界を巡る環境も大きく変わっております。
(そもそも「業界」という言葉さえ無くなって来ていますね。)
ただ一つ言えるのは、様々な知識が高度に専門化している現在、
「何でもできます」と言うことは、
「何もできません」と言っているのと
同じ意味だということではないでしょうか。
我々が本当に世の中のお役に立つには、
地域で他に無い限られた分野での貢献に特化するしかありません。
ということで、我々は、
「経営計画」、「月次決算」、「ニッチ戦略」、「管理会計」を用いた
「ずっと黒字」の仕組みづくりに絞って活動して参ります。
(ひとつひとつは改めて解説させていただきます!)
「戦略×計画×会計」の「これだけ」で「ずっと黒字」にナビゲートします。
もちろん、これまで通り、会計事務所・税理士事務所としての品質は、
しっかりと守って参ります。
しかし、「税理士事務所とはこういうものだ」という、
いわゆる「常識」には捉われず、新しい「常識」をつくるつもりで、
お客様や地域に貢献して参りたいと存じます。
私の師の一人である藤屋伸二先生は、ドラッカーの視点から、
ビジネスは「商品力と販売力の掛け算」と言います。
掛け算ということは、どちらかがゼロならゼロになります。
私もそうなのですが、商品力の方にどうしても目が行ってしまい、
販売力が疎かになりがちです。
販売力の基本は伝えること。
今年は情報発信にも力を入れ、
皆さんの経営にお役に立つ情報を発信して参ります。
お手すきの時にお付き合い頂ければ幸いです。
本年も宜しくお願い申し上げます。
小澤昌人
今年の年賀状には【絶対黒字化宣言】と掲げさせて頂きました。
これまでも「まず黒字!もっと黒字!ずっと黒字!」をテーマに、
お客様の経営力強化に貢献しようと努めて参りましたが、
開業から15年の間に様々なやり方を試してきたため、
ご提供しているサービスが多様になってきてしまいました。
人口動態の変化やAI等の技術の発展等による
経営環境の変化はどんな業界でも起こっており、
我々の業界を巡る環境も大きく変わっております。
(そもそも「業界」という言葉さえ無くなって来ていますね。)
ただ一つ言えるのは、様々な知識が高度に専門化している現在、
「何でもできます」と言うことは、
「何もできません」と言っているのと
同じ意味だということではないでしょうか。
我々が本当に世の中のお役に立つには、
地域で他に無い限られた分野での貢献に特化するしかありません。
ということで、我々は、
「経営計画」、「月次決算」、「ニッチ戦略」、「管理会計」を用いた
「ずっと黒字」の仕組みづくりに絞って活動して参ります。
(ひとつひとつは改めて解説させていただきます!)
「戦略×計画×会計」の「これだけ」で「ずっと黒字」にナビゲートします。
もちろん、これまで通り、会計事務所・税理士事務所としての品質は、
しっかりと守って参ります。
しかし、「税理士事務所とはこういうものだ」という、
いわゆる「常識」には捉われず、新しい「常識」をつくるつもりで、
お客様や地域に貢献して参りたいと存じます。
私の師の一人である藤屋伸二先生は、ドラッカーの視点から、
ビジネスは「商品力と販売力の掛け算」と言います。
掛け算ということは、どちらかがゼロならゼロになります。
私もそうなのですが、商品力の方にどうしても目が行ってしまい、
販売力が疎かになりがちです。
販売力の基本は伝えること。
今年は情報発信にも力を入れ、
皆さんの経営にお役に立つ情報を発信して参ります。
お手すきの時にお付き合い頂ければ幸いです。
本年も宜しくお願い申し上げます。
小澤昌人
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