2018年1月15日月曜日

数値計画は何から決める?

先日、利益っていくら出せばいいの?という記事を書きましたが、
単年度予算を立てる際は、利益から決めると言われます。

(以下、このような考え方が絶対という訳では無く、
一般的な話として書きます。)

なぜなら、繰り返しになりますが、
利益は自らの将来のリスクをカバーし、
事業を継続していくために必要だからです。

存続のために必要な利益を決めたら、次はどうしましょう?

こんな図が参考になります。













例えば、必要利益は1,000円だとしましょう。

この会社は人件費以外の経費で3,000円かかります。

次に人件費は当期4,000円でしたが、
来期は5,000円になりそうです。
(内訳は役員報酬2,000円、給与3,000円。)

ここで一つポイント。
この図でいうと「戦略費」とありますが、
必ず戦略的な予備費を入れてください。
今回は1,000円入れておきます。

ここまでを合計すると、
利益1,000円+経費3,000円+人件費5,000円+予備費1,000円=10,000円
です。

この10,000円を粗利(売上△原価)で賄いますが、
30,000円の売上、20,000円の原価だったとしましょう。

30,000円の売上をあげるには、
誰に、何を、どのくらい売れば良いか計画します。

保守的に考えて、粗利で10,000円は無理だという場合、
シビアですが役員報酬を減らすしかありません。
それより先に、存続に必要な利益や人件費を減らす訳にはいきません。

役員報酬が最初にありきではない、ということで!

役員報酬を減らさないで済むように、
利益を伴う売上をつくる勉強をしています!
(ちょっと強引ですね。笑)

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