昨日、あるお客様と半期の業績検討会をした。
ここ数期、過去において大きな売上を占めていた顧客の環境変化により、
この会社も大きな影響を受けたが、生産性を徹底的に考えることで乗り切った。
そして、当期は新たな売上による利益が見込まれ、
「節税対策」という話が出たのだった。
ドラッカーは「現在と将来のバランス」の重要性を説く。
つまり、将来の利益を得るためには、
現在の利益の中から将来へのヒトモノカネといった投資を行わねば実現されない。
逆に、将来への投資ばかりして、現在の売上をあげねば、
会社は倒産してしまいかねない。
このような相反する要素を同時に経営しなければならない。
そして、「節税対策」の話に戻る。
ここ数期、限られた利益のなかで、利益を生むためにモノへの投資はしてきたが、
私が感じたのは、ヒトへの投資がなかったのではないか、ということだ。
この会社では、これから5~10年で、経営者の交代がテーマだ。
今回、承継計画の策定と計画に基づいた教育にお金を使うことを提案した。
(それだけではないが。)
この会社では、ここ数期は現在の売上をあげ、
現在の利益をあげることに取り組まざるを得なかった。
いわば「まず黒字」の状態だった。
ここから改めて、3年、5年後、10年後をにらんで、
「ずっと黒字」への手を打っていく。
ドラッカーの言葉を借りると、
「目標を達成したときは、お祝いをするときではなく、次の準備に入るとき」なのだ。
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