昔、こういうタイトルのジョージ・マイケルのアルバムがあったが、その話ではありません。
(僕の音楽話は、あまり喜んで頂けないので。笑)
毎週金曜日朝6時、安中市倫理法人会のモーニングセミナーに通わせて頂いている。
入会するつもりはずっとなかったが、ある考えがあって入会させて頂いた。
入会するつもりはずっとなかったが、ある考えがあって入会させて頂いた。
その考えについては後ほど書くとして、まずはこんなことはあったという話。
先月、そのモーニングセミナーで、ハートマーケットの櫻井社長のお話を伺った。
タイトルは「リアリスタはファンタジスタ」。
一言で言えば、ご自身は徹底的に現実主義だという話。
奇跡は起こらない、努力は裏切らない、ありのままの数字を見る、などなど。
そんな現実的過ぎる話の中で、こんな問いがあった。
「なぜ人が私の話を聞いてくれるかわかりますか。」
さて、なぜでしょうか。櫻井社長は、このように言った。
(正確な言葉は忘れたので、間違っていたらすみません。)
「僕がビジネスで成功していて、お金を持っているからですよね。それが現実です。」
現実的過ぎて、何も言えない。その通りなのだ。
少なくとも僕は、話を聴く前から、
ビジネスで成功している櫻井社長から何かを学ぼうと考えていたと思う。
案外、人は(当然、僕も)耳で話を聴いていないのかもしれない。
で、listen without prejudice(先入観なしで聴くこと)について。
僕がモーニングセミナーで毎週、お話を聞かせて頂く理由は、
ずばり、心の中の「傲」を眺めるためだったりする。
入会する前、ある時、自分が他人の話を聞く際に、
こんな思いが浮かび上がるのに気付いて愕然とした。
「そんなことわかっている。」とか。
「この人は口だけだから。」とか。
「この人の話を聴いてもな。」とか。
聞かせて頂くという謙虚さも、学ばせて頂こうという素直さもなく、
分かった気になっている自分気付いたのだ。
そんな時、たまたまお誘い頂いて、
自分の中にある誓いを立てて入会させて頂いた。
その誓いとは、何らかの理由がない限り皆勤し、
講話者の肩書など関係なく誰の話であろうと聞かせて頂くということだ。
今朝も話を伺いながら、自分の中の「傲」の存在を感じた。やれやれ。
でも、こいつは見えれば怖くないのかもしれない。
つまり、見えていないと怖い。
これは陽明学を学ばせて頂かなければ見えなかったかもしれない。